「ハラスメント相談員」(カウンセラー)は、各種ハラスメントに関する正しい知識を必要とします。また、相談者に寄り添って話を良く聞き、そして、正しいアドバイスが必要です。
午前の試験は各種ハラスメント知識に関する問題、午後の試験は、想定される相談に対し適切な返答ができるかどうかについて相談回答を作成して頂きます。
認定試験は午前と午後に分けて開催されます。午前の部は主に選択式、午後の部は記述式となります。
午前中の試験は、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント等に関する広い知識が問われます。ハラスメントの現状の調査データ、ハラスメントに対して事業主に義務付けられた措置、各種のハラスメント防止対策、相談者・行為者への対応、事案発生時の事実調査、ハラスメント関連裁判の判例、相談員の実務などとなります。
午後の試験は相談員に必須の実務。いくつかの「具体的な相談事例」について「相談回答」を作成して頂きます。
認定ハラスメント相談員Ⅰ種試験 試験要項
試験時間 |
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
合否について | 午前試験科目、午後試験科目の何れか1つが70%未満であった場合、1年以内に一部免除受験により70%以上を取得すれば合格となります。 | ||||||
制限時間 | 午前試験 : 120分 午後試験 : 90分 |
||||||
受験料 | 19,800円(税込) | ||||||
一部免除受験料 (午前・又は午後のみ) |
14,300円(税込) |
認定ハラスメント相談員Ⅰ種試験課題一覧
課題 | 課題名 | 課題内容 |
---|---|---|
午前課題 | 第1課題 | 職場におけるハラスメントの理解
|
第2課題 | ハラスメントを防止するために事業主が講ずべき措置
|
|
第3課題 | ハラスメント危機対応の全体像
|
|
第4課題 | ハラスメント相談員の実務①
|
|
第5課題 | ハラスメント関連事件の判例 | |
午後課題 | 第6課題 | ハラスメント相談員の実務②
|
認定ハラスメント相談員Ⅰ種試験 出題数・形式等
出題数・形式 | 午前試験 | 選択式設問 65問程度 |
---|---|---|
午後試験 | 記述式設問 2~3問程度 | |
合計出題数 | 合計 70問程度 | |
正答率合格ライン | 午前試験・午後試験ともに70% | |
想定合格率 | 50%程度 | |
参考資料 | 厚生労働省各種資料・調査データ | |
参考問題 | ホームページ掲載 10問程度を掲載 |